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環境をテコに、次の時代への飛躍を(続き1)

ブログのテーマとして環境を取り上げることが、いささか多くなった様に思います。しかし、「環境問題」は今世紀最大のテーマであり、わが国が飛躍する可能性が最も高い分野でもあるので、繰り返しをご容赦願いたいと思います。

筆者の古くからの知人で、現在は宇佐美で、悠々自適な生活を送りながら世の中の動向を見守っている斎藤敬氏がいます。同氏はシチズン時計の海外広告宣伝の責任者として長らく世界中を飛び回っていた人ですが、20年前から環境問題に関心を持たれ、様々なかたちで警鐘を鳴らされていたことを思い出します。

在職中も自社の広報宣伝との絡みもあって、オーストラリア大陸横断のソーラーカーレースを主催されたりしていましたが、退職後も地球環境に負荷をもたらさないソーラーカーに関する様々なイベントを、企業や大学を混えて企画立案し、実行されていました。

今から10数年前に同氏が、興味深い記事と写真を私のもとに送付され、当社のHP上で多言語に翻訳をして、紹介してはどうか、と申され、実際にアイアイエスのHP上に掲載したことがあります。それは機体全体に軽量の素材を使用して、両翼にソーラーパネルを貼り、ソーラーのエネルギーを動力源として浮上し、一定の高度に浮上後はグライダーのように飛行をするというソーラープレーンでした。

米国の友人と企画したそうですが、大変斬新なアイデイアだっただけに、今でも鮮明に覚えています。同氏の口癖は「無限のエネルギー源たる太陽を如何に活用するか」ということでした。同じく20年前の1989年、当時太陽電池研究の第一人者で、後に三洋電機の社長になられた桑野幸徳氏が、国際会議の席上で太陽電池で全人類のエネルギーを賄う、すなわち、昼の地域で発電した電力を、夜の地域に送電をするという壮大な、そして夢物語りのような「ジェネシス計画」を発表していたという記事を日刊工業新聞でたまたま拝見しました。

同氏は、「化石資源の使用がピークを迎えるこれからの20年で、先のジェネシス計画は急ピッチで進む。高温超電導ケーブルが開発され、国境を超えた送電が可能になった。地球上の砂漠の4%の面積に太陽電池を設置するだけで、全人類のエネルギーを賄える。計画の実現で、太陽電池の市場は現状の100倍の200兆円になる。」と語っていました。

このお二人の事から、氏名が思い出せないのが残念ですが「人が想像することは、必ず実現される」と語ったフランスの思想家の言葉が思い出されます。前述の斎藤氏と桑野氏は、米国で既にお互いに面識があり、ソーラープレーンのソーラーパネルは、三洋の桑野氏が提供したとのことでした。 (斉藤氏曰く) 同じ志の人と人との偶然の出会いの素晴らしさを感じる次第です。

このエネルギーによって、「環境と産業が共生をする」と言われていますが、このエネルギー戦略こそが次の時代の成長と密接に関係し、わが国が人類や世界に大きく貢献するものであると思います。(続く)

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