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平時の危機感

経済通のY氏と時々意見交換を致しますが、Y氏は「景気が本格的に回復するのに、あと2年位は我慢が必要かも」と語っていました。また「今、各業界で業績が回復しないと騒いでいるけど、この不況は、今に始まったわけでもなく、もともと「平時の危機感」が足りなかったとも言えるのでは」と語っていました。

確かに経済は「生き物」とよく言われますし、良い時より悪い時の方が圧倒的に多いわけですから、常日頃から、いかに悪くなった時の事態を想定しておくか、という危機感を持っていることが必要だと痛感致します。そもそも危機感は、自分の身が危険に晒されなければ、普通は感じないものですが、足元が顕著に厳しくなり始めた今日、否が応でも誰もが危機感を感じます。

「追い詰められて、どうしようと危機感を感じても、手遅れの事が多い」とも前述のY氏は語っていました。物事や企業にも一種のサイクルがあると感じていますが、良いサイクルと悪いサイクルとでは雲泥の差があり、誰しも良いサイクルを望みますが、なかなか良いサイクルには乗りにくいもので、多くが後手後手になってしまう傾向があります。「臆病な経営者は、たえず現状認識を行い、適切な対策を立てて行動する。」と言われていますが、筆者も臆病な経営者の一人として、危機感を持って行動していたつもりですが、現状認識が甘かったと反省する次第です。

翻訳業とその周辺業務で、30年近く経営をして参りましたが、ある種の屈折点を迎えているのかもしれないと感じるようになりました。しかし世の中には、一業種で創業100年を迎える企業が2万社以上あると「老舗学」の権威の先生が語っているのを読んだことがあります。おそらく、それぞれの企業には後発の他社が追随出来ない、様々な蓄積があるのだと思います。

「百年安心企業」が2万社以上もあるというのも驚きですが、創業時の事業という基本事業を少しづつ変えながら、生き延びているのではと思いますが、様々な時代のハードルを乗り越える事の出来るDNAが経営者にも、従業員にもあるのでは思います。羨ましい限りです。「平時の危機感」を持ち続け、的確な現状認識の下に、早目早目に行動をして参りたいと思います。

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