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連作障害

団塊世代が大量に退職したせいか、はたまた野菜が春先の日照不足や夏の高温状態から高騰して高止まりをしているせいか、家庭菜園が大人気になっているとのこと。

園芸店に足を運ぶと、あらゆる野菜の種子が売られているし、ある程度まで成育して、後は土地に植えるだけの状態のキュウリ・トマト・ナス・レタス等の苗が売られています。筆者も大きくて、底の深いプランタンを幾つか用意して、細々と季節の野菜作りの真似事をしていますが、素人が大量の作物を収穫出来る時には、スーパーや八百屋の店頭では、専業農家が作った野菜が一山幾らの状態で安く売られていることがあり、それを見るにつけ、家族に誇らしげにしていた生産意欲が急速に萎える事があります。筆者の隣地のK氏は、64歳にして会社倒産に遭遇したのを契機に、これまで放棄していた土地に、軽の耕運機を購入して、本格的な野菜作りに専念していました。

ある日、隣人K氏が浮かぬ顔をしていましたので、尋ねてみますと、「どうも連作障害が起きてしまったようだ」と語っていました。昨今の今頃は、たわわにキュウリが育っていた土地に、今年も再び苗を植えたせいで、連作を嫌うキュウリが全滅したとのこと。素人の即席菜園家が経験する掟破りが通じなかったようです。K氏は、「野菜だけではなく会社人生でも連作障害に似た事はたくさん有りますよね」と語っていました。又「同じ人が長く一箇所に腰を据え、他の人を排除することや、職制上の地位乱用、マンネリそして惰性が発生して、会社という組織が弱くなってゆく」とも語っていました。そして「老害はその最もたるもので、どこの世界にもありますが」とも語っていました。

そう言えば、会社の生命も同じ業種をずっと続けることが難しくなった今日、様々な業種への参入や業態を取り込むことによって生き長らえている様に思われます。よく「流れのない溜池は、生物が育ちにくい」と聞いた事がります。連作障害の怖さを最も知っている専業農家の人々は、年毎に作物の作付けを変えていると聞いたことがあります。そう言えば北海道の美しい風景の一つと言われる美瑛の丘の風景が、毎年変わっているのは連作障害回避のせいなんだと合点した次第です。グローバルなビジネスの世界では、30代40代のトップも今や珍しくない中で、経済界のみならず、政界や官界も同様に連先障害気味な我国を、活力ある国に再生する為には、坂本竜馬ではありませんが「今一度洗濯をする」必要があるかもしれません。

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