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09.27.10
以前の「ビジネスを忘れた技術製品」というタイトルのブログで、日本企業の新興諸国における戦略の誤りを記述したことがあります。中国に進出している、機械メーカーの現地法人の社長Y氏が、
夏期休暇で帰国中にお話をする機会がありました。彼曰く「うちの会社の技術部門の連中には、腹が立つことばかりですよ」と語っていました。どうしてですか?と聞くと、彼は、本社の技術部門に、最先端でない、旧来の生産技術を出してくれと、何度頼んでも「その技術は、我社にはもはや残っていない」と言い張るんですよ、ということでした。聞けば、本社の技術部門は最先端の技術を追い求めるあまり、旧来技術を捨てており、もはや後戻りが出来ない状態にあるとの事でした。
つまり高機能で高付加価値そしてハイスペックを追及した製品開発をすれば、必ず売れると、頑なに考え、柔軟な発想が出来なくなっているとのことでした。技術部門は常に最先端の技術を追い求める傾向がある事は、理解出来るとしても、あまりに硬直的過ぎると、Y氏は考えた様でした。彼が赴任している中国の現法では、最先端技術を駆使した製品を、日系企業はおろか在中外資企業にも売込みをかけているそうですが、売上げはパッとしないそうです。「むしろ日本では陳腐化しかかった従来の製品を安く買いたがる」そうです。
最先端技術を駆使した製品は、「過剰な品質製品」と考えられ、敬遠されるそうです。競争が厳しい日本国内では、技術的に少しでも陳腐化してしまうと、製品への需要が減少してしまう為に、技術革新の目は、常に前へ前へ走ってしまいがちです。この絶え間ない技術革新の企業努力が「made in Japan」の価値を世界で押し上げ、支えてきたことも事実です。しかし。急成長を遂げる新興国市場、分けても、中国市場では、前述の如く「過剰とも考えられる品質の」製品への需要が十分に熟成していないのかもしれません。
しかし、一般的には中国では「新しい製品や商品」が求められると言われていますが、業種や分野そして価格によっては、一概にそうとも言えないのかもしれません。過去のブログでも記述致しましたが、日本企業は、技術的もしくは商品的に日本国内では陳腐化したと考えがちな製品や商品の生産でも、即生産中止とはせずに、生産拠点を新興国等に移管するなどして、技術の温存と生産を継続し、必要ニーズの高い地域で販売する体制も必要で、このことは決して技術的な後戻りではなく、柔軟な営業企画力の問題かと思います。
アパレル・化粧品・コンビニそしてファースト・フード等の分野では、現地顧客の年代が総じて若く、インターネットや携帯メールそしてクチコミで、製品や商品の評価が瞬く間に広がりますが、一般的に知られにくい工業製品に対しては、保守的なのかもしれません。中国が「世界の工場」という側面を持っている限りは従来技術の温存は必要かと思います。
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