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教育と不況が、日本人を内向きにした!

昨年のいつだったか、米国・ハーバード大学の女性の学長が、来日して「日本人の留学生が激減し、代わりに中国・韓国からの留学生が増加している」と語っていました。

日本はいつの時からか、競争原理のない平等主義が、支配的となった時代が続きました。例えば幼稚園や小学校の「徒競争」で、1位2位等の順位をつけないなどその最たるもので、競争して、勝ってこそ実力がつくというもので、競争のない社会はひ弱になると言われています。ところで新人社員の多くが、海外勤務を敬遠する傾向にあるとも伝えられていますが、なまじ海外支店勤務や海外現地法人に出向すると、ずっと日本の本社に戻る事が出来なくなり、やがて忘れ去られてしまうという、間違った考えを両親から聞かされて学校生活を送ったからだ、と言われています。

確かに、日本経済は、この20年間成長軌道から遠く離れ、リストラや生き残る為に諸経費を節減して、小さくまとまる社会になった一面があります。その副作用で、デフレ要素が定着し、その克服に今苦しんでいますが。ところで、諸外国分けても中国や韓国等に比べても法人税率が40%と高いので、5%位引き下げるという動きが有りますが、ちなみに、法人税を1円も納めていない企業が、全企業数の7割(正確には71.5%)に達しているとのことです。(野田財務大臣の答弁) しかし、平成元年当時の法人税率が42%と高い時の方が、日本企業は「オンリーワン・ファーストワン」精神で、他国や他社の追随を許さない高利益率の製品を続々と、生み出していた様に思います。

しかし、その後の「フェア・オープン・シンプル」(公正・透明・簡素)という考えが支配的になるにつれ、企業の独創性が希薄化して、安い労賃の国々との競争に陥るコモディティ商品を中心に、競争力を喪失して今日に至っています。その結果、中国は初め、東南アジア諸国や遠くはアフリカまで、労働工賃の安い国々を求めて移転を繰り返す状態になりました。この状態を、グローバル化と言えば、聞こえはいいですが、根無し草の状態と危惧する向きもあります。

しかし日本で、マイナス30度からプラス50度までの気温差に耐えられる、工業製品化された住宅産業の様に、国内では飽和状態に入った産業でも、そして新しい切り口が提案出来る、例えばLEDを使用して野菜を栽培するや野菜工場、そしていわゆる高級魚と称する魚を養殖することが可能となった海洋牧場等々、まだまだ日本には素晴らしい技術が有ります。内向きで、小さくまとまっても、この国は豊かにはなれず、国富を食い潰すだけではと思います。今こそ、もう一度「オンリーワン・ファーストワン」精神を発揮して、世界で活躍して欲しいと思います。

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